「【悲報】新入社員が20万の時計つけてきた」若者批判のはずが、ケチつけ上司に批判殺到?

via https://www.omegawatches.jp/ja/

皆さんこんにちは、アストです。

今回は、若者の時計趣味を認めないケチつけマンが、掲示板で返り討ちになっていたのでそのお話です。

 

なんとなくネットサーフィンをしていた時のこと。よくある2chまとめ系記事の一つが私の目にとまりました。記事名はタイトルにもある通り「【悲報】新入社員が20万の時計つけてきた」。若い世代の時計好きとしては非常に気になる記事名でしたので、クリックして訪問。

内容はというと、まぁ想像の通り新入社員がつけてきた時計に対するケチつけ、嫌味の類でした。

1件目の書き込み、つまりスレ立て主の書き込みは以下の通り

 

ワイ「ゆとり君はどんな腕時計使ってんの?」
ゆとり「オメガです」
ワイ「ふーん、いくら?」
ゆとり「20万くらいですね」
ワイ「は?新入社員がそんなのつけてんの? お金持ちなんですねぇ~」
ゆとり「あ、いえ……すみません……」

マジ常識ないわ。

 

性格悪いなぁと思いながらも、やはり若い世代が高級時計をつけることは認められないのかと、残念な気持ちになりながら記事を読み進めていきました。これからスレ主(ケチつけ上司)に同調する書き込みが集まり、新入社員の人間性や社会性が貶められてしまうのだろうと、顔も名前も知らぬオメガくんへの同情を禁じ得ませんでした。

しかし意外にも、記事を読み進めていくごとに増えていくのはスレ主に同調する書き込みではなく、新入社員を擁護しスレ主を攻撃するような書き込み。

 

「陰湿過ぎ」
「なお安い時計だと『近頃の若者は金を使わない』だの言う模様」
「上司やったらもっとええの買えるんとちゃうん? 情けない」
「20万の時計も買えない先輩は何なの?」

 

時計ではなくただ新入社員にケチをつけたかっただけなのではないか、逆に上司なのに20万の時計も買えないのか、上司ならもっと良いものを身につけて部下に夢を見させてやるべきではないのか、嫉妬がカッコ悪い等等、これには気に入らない新入社員をこき下ろして悦に浸ろうとしていたスレ主もぐぬぬ状態。非常にスカッとしました。

 

via https://www.omegawatches.jp/ja/

今回私が見た記事の中では、他人の持ち物にケチをつけたスレ主が逆に叩かれる結果となりましたが、こういったスレッドが建つということは、口に出さないまでも若者が高価なものを持つことに悪い感情を抱く人間も多いということなのでしょう。

そのオメガくんが一体どんな経緯で、どんな思いで、その20万円のオメガを手に入れたのかはわかりません。誕生日プレゼントに買ってもらったのかもしれません。何かの節目に贈られたものなのかもしれませんし、誰かからの頂き物なのかもしれません。裕福で良いね恵まれてて良いねと思いたくなる気持ちも、わからなくはありません。

 

しかしです。もしかしたらオメガくんは心からそのオメガが欲しいとバイトを頑張り、生活費を削ってでもコツコツ貯金して購入したのかもしれません。それは彼自身の努力の結果です。

オメガくんは新入社員なのであり得ないかもしれませんが、20代の若手社員なら大切な恋人からの贈り物であるのかもしれません。場合によっては指輪返しに貰った物なんてことも、年齢的に有り得なくはないでしょう。

 

時計に限らず高級品には何かしらの思い出があったりするものです。ただ高いものを持っているというだけでやっかんだりするものではありません。この上司も、「お金持ちなんですね〜」なんて嫌味を言う前に、「その時計何かストーリーでもあるの?」と聞いてみるだけで、オメガくんへの見る目が変わったかもしれません。オメガくんから良い上司と信頼されるきっかけになったかもしれません。残念ながらオメガくんがこの上司に対して良い印象を持つことは、もう一生ないでしょう。

この上司は非常に勿体無いことをしてしまったと思います。

 

via https://www.rolex.com/ja

いかがでしたでしょうか。

他人を貶めて悦に浸ろうとするケチつけマンが総叩きにあってたのは正直スカッとしました。

 

皆さんの周りにも高級品を身につけている方がいて、あなたはそれを羨んで嫉妬してしまうかもしれません。そんな時は、「高級品には何かしらの思い出がある」と言うことを思い出してみて下さい。「なんでそんなもの持ってるんだ」とケチをつけるその前にワンクッションだけ、「それどうしたの?」「それ何かストーリーでもあるの?」と聞いてみて下さい。もしかしたら隠れた頑張り屋さんなのかもしれませんし、知らなかったその人の意外な一面が見えたりするかもしれません。ちょっとしたことで意気投合して、ランチを一緒に食べるような間柄になるかもしれません。あなたが上司なら、部下からの信頼を得るチャンスかもしれませんし。逆にあなたが部下なら、上司に可愛がられるきっかけになるかもしれません。

ただ、やはり目上を立てなければならない場面があることも事実。ちゃんとTPOをわきまえて、必要以上に波風が立たないようにするのも、高級時計ユーザーの義務なのかもしれませんね。

 

嫉妬に負けず、嫉妬せず、お互い尊重しあって、皆さんこれからも時計趣味を楽しんで下さい。

 

以上、アストでした。

 

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