究極のラグジュアリースポーツ?ピアジェ「ポロS」がすごい。

皆さんこんにちは、アストです。

今回は、究極のラグジュアリースポーツ?ピアジェ「ポロS」のお話です。

 

この「ポロS」。元々は「アスト時計探しの旅(Part4)」用に見に行ったものだったのですが、その美しさに一目惚れしてしまい、ここで別個に紹介することにしました。

 

 

via http://www.piaget.jp/

「ピアジェ」と言ったら、リシュモングループに所属する、スイスを代表するハイジュエラー。

ジュエリー屋さんのイメージが強いかと思いますが、創業のルーツは時計工房なので、まさに叩き上げの時計屋さんです。

その技術力も素晴らしく、トゥールビヨンやレトログラードのような複雑機構も製造することが可能なマニュファクチュールで、特に薄型ムーブメントの先駆者的存在です。

時計の技術力議論をするとき、トゥールビヨンやミニッツリピーターのような複雑機構にばかり目がいってしまいがちです。

しかし、ムーブメントを薄くするというのは、地味ではありますが、それと同等の高い技術力を必要とします。

部品の一つ一つを小型化するのはもちろんのこと、その小さなスペースにその小さな部品を組み付ける作業はまさに超技術。

極薄ムーブメントを作ることができるメーカーというのは、同業者からも時計好きからも一目置かれる存在となるのです。

 

 

今回紹介する「ポロS」は、2016年の新作で、まだまだ若いモデルになります。

ピアジェ初のステンレススチール製のモデルで、価格もピアジェの時計の中ではリーズナブルです。

 

クッション型とラウンド型をハイブリッドさせた42mmサイズのケースには、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが交互に配されていて、非常に綺麗な作りになっています。

写真でもわかるかと思いますが、ブレスレットもケースも光をよく反射して、キラキラと輝いています。

水平模様のギヨシェが施された文字盤。そのブルーは角度によって青にも紺にも黒にも見える美しい色合い。

しっかりと面取りされた剣のようなバトン針はしっかりと研磨されており、ケースと同様キラキラと輝きます。

こういう外装の仕上げの丁寧さはさすがはハイジュエラーと言ったところ。

 

そして何より注目すべきはやはりその薄さ。

スポーツモデルにしてその厚さはなんと「9.4mm」1cmを超えません。

それでありながら100mの防水性能を確保しています。日常生活には十分です。

蛇足ですが、この写真でもケースの輝きの美しさがわかると思います。

本当に丁寧に仕上げられた美しい外装です。

 

ムーブメントは新規設計の「1110P極薄ムーブメント」

公式が自分で「極薄」と言ってしまっていますね。

それほどにピアジェは薄型ムーブメントに自信とプライドを持っているのです。

 

ちなみに今年の新作として、ベゼルまで黒くなったオールブラックのモデルがあります。

こちらはクロノグラフのモデルですが、ベゼル以外の相違点としては、秒針の先端が赤く塗られています。視認性が上がりますね。

ちなみに、クロノグラフでもその厚さは「11.2mm」。一般的な3針時計の厚さです。

さすがピアジェ。驚異の薄さ。

 

 

いかがでしたでしょうか。

ピアジェ「ポロS」

カジュアルでエレガンスなその姿はまさに究極のラグジュアリースポーツ。

「ノーチラス」の威厳にも「ロイヤルオーク」の派手さにも、決して負けることはありません。

むしろ、この薄さ「9.4mm」のケースが静かに放つ、落ち着きのある「美しさ」と「品性」こそが、まさしくラグジュアリースポーツとしての究極の姿であると私は感じています。

 

以上、アストでした。

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