気にしてますか?「時計のマナー」の話。

皆さんこんにちは、アストです。

今回は

実は色々あるんです。気にしてますか?「時計のマナー」のお話です。

 

 

一切の人間関係を絶って山籠り修行でもしていない限り、生きていれば誰にでもあるのが

成人式

結婚式

お葬式

法事、お盆

そう、冠婚葬祭ですね。

他にも、パーティー高級レストランでの食事。フォーマルな装いが求められることって、意外と多いんです。

真っ白なシャツ、仕立ての良い黒スーツ、黒い内羽根ストレートチップの革靴。

自分にも、周りにも、ご先祖様にも、恥ずかしくない格好でバシッと決めたいですよね。

よってここでは、「時計のマナー」。特にフォーマルシーンでの時計の選び方の話をしたいと思います。

 

フォーマルシーンにおいて、皆さんも服や靴には気を使っていることかと思いますが、つけてる時計にまで気を配っていますでしょうか?

実は、時計にもあるんです。マナードレスコード

ドレスウォッチをつければいいんでしょ?」とお思いになるかもしれませんが、ドレスウォッチもデザインは千差万別。それだけではダメな場合もあります。

まず、フォーマルシーンにおける正式な時計のルールはこうです。

「腕時計は外す。」

そうなんです。正式なフォーマルでは、腕時計はしてはいけないんです。

と言うのも、フォーマルシーンにおいて、時間を気にすることは失礼にあたります。

せっかくの祝いの席、楽しい席なのに腕時計をチラチラとみていると、「あの人楽しくないのかな」「早く帰りたいのかな」と思われてしまいます。それは、祝いの席だけでなく、喪の席でも同じです。

よって、腕時計を外して、「私にとって今日という日は、あなた達を祝う(悲しむ)ためだけにあるので、時間は気にしませんよ。」という意思表示をするわけです。

よって、人目につく腕時計は外して、どうしても時間を確認したい時は懐中時計を使います。

 

via www.vacheron-constantin.com

外せと言われても、腕時計好きとしては外したくないし、腕に乗ってないとなんか気持ち悪い。

安心してください。外すのはあくまでも正式なフォーマルでの話。庶民が経験する程度のフォーマルシーンで、腕時計を外せなんて言われることはまずありません。

だからと言って、何をつけても許されるわけでもありません。TPOは大事です。フォーマルな場でもつけられる腕時計の条件はこんな感じになります。

黒の革ベルト

白ないしシルバーの文字盤

薄型のケース

カレンダー無しの2針

腕時計において、ブレスレットよりも革ベルトの方がフォーマルなのは、有名な話ですね。その中でも黒に限定しているのは、フォーマルでは靴とベルトが黒になるからです。身につけている革の色は合わせましょう。

白ないしシルバーの文字盤で薄型ケースなのは、時計を目立たせてはいけないからです。許されるデザインとはいえ、あくまでもフォーマルシーンでは時間を気にしてはいけません。よって、目立たない白の文字盤と、袖に隠れる薄型のケースが条件になります。

カレンダー無しの2針なのは、カレンダーや秒針がついている時計は、時間を気にしているようで優雅ではないからです。結局は時間を気にしてはいけないという話なのですが、忙しなく動く秒針は優雅じゃないから不要ということですね。

もっと言うなら、インデックスはローマ数字かバーインデックスにしましょう。アラビア数字は庶民の数字。視認性は抜群なのですが、格式高くはないのです。

画像のヴァシュロンコンスタンタン「パトリモニー」なんかは、完璧なフォーマルウォッチですね。

とはいえここまで厳しいのも稀なので、シンプルな3針までなら許されることが多いようです。

ダイバーズクロノグラフはスポーティでカジュアルな印象なので、論外です。ダメ絶対

 

via www.iwc.com

いかがでしたでしょうか。

「時計のマナー」

結構厳しいですよね。

ドレスウォッチならば良いと言う考え方ではダメなことも理解していただけたかと思います。

以前紹介した IWC 「ポルトギーゼ クロノグラフ もドレスウォッチとして有名ですが、クロノグラフなのでつけてはいけません。

また、どんなに高価なものでも、ドレスコードにあっていなければダメです。

天下のロレックスであっても、つけていいのはチェリーニだけ。

余談ですが、革ベルトの方がフォーマルでも、仏教系の行事では、革は殺生を連想させるためブレスレットにしましょう。

 

とはいえ、基本的に庶民が経験する程度の催しで、時計を注意されることはまずありません。

しかし、あくまでも外すのがマナー。それでも着けていたいと言うワガママの中のマナーであると言うことはしっかりと理解しておきましょう。どう思われても自己責任です。

自分がつけたい時計と、それによって自分がどう見られるのか。

自分の中で相談しながら決めましょう。

 

長くなりましたが以上です。

アストでした。

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気にしてますか?「時計のマナー」の話。” に対して2件のコメントがあります。

  1. はるき より:

    仏教系の行事は殺生云々という部分は、デマが拡散されているようですので、削除した方が宜しいかと思います。
    革がダメなら仏教の葬式でら革靴もズボンの革ベルトとダメということになりますよ。霊柩車の黒革シートも。

    1. astonpiguet より:

      コメントありがとうございます。
      お言葉でございますが、仏教五戒の中で殺生が禁じられている以上、革製品の使用がタブーであること自体はデマではなく事実です。

      ただ、日本においては西洋文化が積極的の取り入れられスーツが正装として一般化しました。よって、本来タブーとされる革製品が正装でも使用されるごちゃ混ぜ文化になってしまったわけです。
      その証拠に、古来日本の正装である紋付・袴や振袖では布帯ですし、足元も下駄ですよね? 革は無いはずです。

      記事内でも述べていますが、そもそも正式な場では腕時計は失礼になります。
      それでも着けようというワガママの中でのマナーです。あくまで私見ですが、用心に越したことは無いかと思います。

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