「○桁のデイトナ持ってます。」ロレックス「桁」の謎。

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みなさんこんにちは、アストです。
今回は
ロレックスの話をすると必ず出てくる「桁」という概念についてお話ししたいと思います。
時計好きとの会話やSNSでのやりとりなんかで、ロレックスの話になると必ずあるのがこんなやりとり
「サブは5桁の方がよかったなぁ。」
「5桁ですがデイトナ持ってます。」
「6桁デイトジャスト買いました。」
「4桁ロレックスが至高!」
何言ってるのか全然わかりません。
「6桁でデイトジャストは買えるけど、5桁でデイトナ買えるわけないだろ。何言ってんだこいつ。」
ですよね。私も最初はそう思ってました。
しかし、ここで言う「桁」とは値段のことではありません。
では何でしょう?
なんのことはありません。
リファレンスナンバー(品番)のことです。
画像のデイトジャストのリファレンスナンバー(品番)は「126334」。
これが6桁なので、「6桁のデイトジャスト」と言います。
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「出た。そうやって自分達だけわかるように喋ってわからない人を置いてけぼりにするの、オタクの悪い癖だよね。サブマリーナでいいしデイトナでも通じるよ。」
おっしゃる通りなのですが、ロレックス議論をする時にリファレンスナンバーが重要になる理由がちゃんとあるんです。
と言うのも、基本的にロレックスは新商品を出しません。
同じものを売り続けるという意味ではありませんよ?
ロレックスは既存の商品ラインをアップデートしながら商品展開をするのです。
つまり、サブマリーナもデイトジャストも、年代ごとにケース形状や搭載ムーブメントに違いがあるわけですね。
特にリファレンスナンバーの「桁数」が変わるタイミングでは、ケースの形状、素材、ムーブメントなんかが大きく刷新されます。
よって、同じ「サブマリーナ」でも、「デイトナ」でも、それぞれの桁数の間には、議論する上でとてもじゃないけど捨て置けないほどの違いがあるのです。
いつ売っていたもので、どんなムーブメントで、どんな素材が使われていて、どんなケース形状でどんなブレスレットだったのか。
「サブマリーナ」や「デイトナ」だけでは伝わりません。
よって、会話に混ざる初心者には非常に不親切ですが、「○桁のロレックス」という概念が誕生したわけです。
いかがでしたでしょうか。
実は私もロレックスのリファレンスナンバーはちっともわかりません。
いつも置いてけぼりにされてしまいます。
ただ、今回の記事を読んで、ただのオタクの不親切な言い回しではないことがわかって頂けたかと思います。
私もこれからロレックスを勉強しようと思います。
以上、アストでした。